「価格」「金額」「料金」「値段」「費用」の違い

支払った側から、かかった総額を示すのが「費用」

家計簿で1か月にかかった○○費を集計

家計簿では使ったお金を食費や住居費、衣服費、水道光熱費、医療費、生活用品費、通信費、交通費、教育費、娯楽費、交際費などに対しての項目に分けて記録します。それを1か月分集計し、「今月は食費を節約できた」、あるいは「バーゲンで洋服を買いすぎて、衣服費の予算をオーバーしてしまった」などと管理するわけです。

「○○費」というのは、「○○にかかった費用」ということになります。食費は食事にかかった費用で、住居費は住まいにかかった費用ということになります。水道光熱費は水道や電気・ガスにかかった費用ですが、水道・電気・ガスをそれぞれ別に呼ぶときは、水道料金や水道代、電気料金や電気代、ガス料金やガス代となります。水道光熱費を水道光熱料金や水道光熱代と言うときはたまにありますが、水道料金や水道代を水道費、電気料金や電気代を電気費、ガス料金やガス代をガス費とは言いません。

費用はものを買ったりサービスの提供を受けたりしたときに、かかった金額のことを指す言葉です。実際に支払った金額のことで、お金を出した側が使用します。水道料局や電気会社、ガス会社がいくらを払ってもらうかのお知らせに費用という言葉を使わないのはそのためです。また総額の意味で用いられ、1つのもの、1つのサービスに対してもあまり用いません。1か月間など、対象となる期間内に全部でかかったお金が費用になります。

企業も会計期間ごとの○○費を集計し、決算する

企業は年に最低1回は決算をすることが決められており、その会計期間における収支の状況などを計算するものと決められています。日々の仕入れなどにかかる支払い、売上にかかる入金などの記録は、ほとんど複式簿記によって行われています。

決算では複式簿記による会計の記録を集計し、貸借対照表や損益計算書といった決算書を作成します。損益計算書に書かれるもののひとつに「販売費および一般管理費」があり、広告宣伝費や福利厚生費、交際費、消耗品費、減価償却費といった項目ごとに、その会計期間においてかかった費用の総額を記載するようになっています。